柿渋のお話 (その1)
こんにちは!
今日は、
柿渋のお話(その1)をします。
柿は、私たちに馴染み深いもので、日本を代表する果物といえるかも
しれません。それに対し、現在では「柿渋」の知名度は非常に低いですが、
昔(中世以降らしい)は、生活に密着した素材であったようです。
防腐効果や、乾いて
防水性となる性質を生かして、様々に利用されて
いたのです。しかし、化学塗料など性能的に優れたものが使われるように
なって、次第に身の回りで用いられる事がなくなってきました。
ご年輩の方で、「しぶ」と記憶されておられる方もいらっしゃると思います。
もちろん、今では柿渋を身の回りで見るどころか、名前さえ聞かれること
もありませんが、近年、自然志向の高まりもあり、
自然塗料などとして
クラフトなどに用いられ、見直されている事も確かです。
柿渋染めの布製品もしばしば店頭で見かける事ができます。
また、
シックハウスの原因である
ホルムアルデヒドを吸着する作用
があることも実験されています。
独特の何ともいえない臭さが特徴ですが、数年前より
無臭のタイプが
作られてきています。
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