落書きの対処法

ペイントくん

2010年12月24日 15:13

以前のブログにも書いた事がありますが、

マナーの無い街だなぁとつくづく感じる事があります。





ゴミ出しルールを守らないため、カラスのえさ場になるゴミ捨て場





毎朝、ほんと汚い!!


そして、今回は落書き





やられちゃいました!




誰がやったのか?

ほんと頭にきます!!

で、これからは、このような場合の対処の仕方の講座でございます。

職業柄、いろいろな落書き落しの商品を試す機会がありますが、

結論!

塗るしかないと思います。

塗料屋だから言っているのではないですよ。

いろいろ試した結果です。

落書き落しのためにでている商品は、素材が鉄とかステンレスのような

つるりとした、しかも吸込みの無い素材であれば有効だと思います。

ただ注意しなくてはならないのは、塗装がされていない事!

塗装がされていても大丈夫場場合もあります。

ちょっと専門的になりますが、その塗装が主剤と硬化剤を混ぜて塗る

(反応硬化型塗料)や120℃から150℃の温度を上げて乾燥させる

焼きつけ塗料の場合はほぼ大丈夫です。

そうでない場合は、落書き落しの液をつけた事で、塗装面を侵してしまう場合

がありますので注意です。必ず目立たないところで試してくださいね。

素材が小さな凹凸や巣穴があるような材の場合、

これはあきらめた方がいいと思います。

表面の落書きはとれても、巣穴の中に入ったものはとれません。

表面の落書きがとれた様でも、しっかり跡が残っている場合も多いです。

説明が長くなってしまいましたが、こういう理由で塗る方が早い!

という結論になったわけです。

というわけで、塗りましたよ。





壁の部分はきれいになりました。

さぁここで問題は「避難器具・・・」と書いてあるアクリル板。

これもその文字がなんの塗料で書かれているかわからないため厄介です。

最初、ラッカーシンナーで拭いてみました。

案の定、下の文字までとれてしまいます。

それで、溶解力の弱い溶剤を使い、文字の塗料を侵すことなく落書きだけを

とりのぞきました。




はい、バッチリ!!





きれいになりました。

今回、簡単にできたのは、色が白であった事もあります。

アイボリーやクリームなど色がついている場合はちょっと難しいです。

専門店にお尋ねください。





さて、もも専務の出番が今日はありませんでした。

また動画を載せてみます。

題して「謎の物体」


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